病名便秘症

原因

便秘症の分類

器質便秘(腸の通過障害・・・腸閉塞、腸腫瘍(結腸癌等)、腸結核、限局性腸炎、

結腸憩室炎、腹腔内腫瘍による腸管圧迫など)

    (直腸、肛門の器質的疾患・・・直腸癌、痔瘻、痔核など)

    (大腸の形態異常・・・Hirschsprung病、

               S状結腸過長症、

               Payr病等)

 

機能性便秘  一 次性便秘(環境の変化、精神的ストレス)

         持続性便秘

 

弛緩性便秘(習慣性常習便秘・直腸型便秘)、

            薬物(モルヒネ、鉛等)、繊維の多い食品の摂取不足、運動不足、

持続性便秘(便意を我慢したり無視続ける事によるもの・

             腸管の弛緩が起こり内圧低下で便意が消失する等)

痙攣性便秘(過敏性大腸症 副交感神経の過度の緊張により

            腸管に不規則な痙攣が起こり、内容物の移送が困難となる。

            便秘と下痢を交互に繰り返す場合もあり、腹痛や残便感もある)

 

症状

排便は1日1回朝食後に起こることが多いが、便秘症では数日以上も排便がなく、

排便に苦痛を伴う。腹痛や残便感といった症状もみられる。

 

診断

健康な人は、ほぼ1日1回ペースで排便をする。

数日以上も排便がなく、しかも排便間隔が不規則な場合は、便秘とされる。

 

糞便検査。肉眼で、形状・硬度・量・色・粘液・出血の有無・回数・頻度などを検査。

 

改善

食事療法の対象になるのは機能性便秘である。

@     弛緩性便秘 食事療法の他に一定時間の排便を習慣づけ、適度な運動を行う。

A     痙攣性便秘 食事療法のほかに、精神の安静を保たなければならない。

 

 

食事療法

弛緩性便秘・・・常食に準じた食事。繊維(残渣)の多い食品と、

                水分を1日1.5L位とり糞便の増量を図り、腸の蠕動を高める。

痙攣性便秘・・・慢性下痢症に準じた食事。下痢症と同様繊維の多い食品や

                脂肪の多いもの、香辛料、アルコール、酸など腸に刺激を与えるもの

                を避け、消化のよい調理法を選ぶ。温度も体温程度が望ましい。

 

その他、講習会やメディアで紹介された方法を栄養科で確認試験し効果的だったもの・・・

@  「乳酸菌産生物質」の活用は効果的でした。

(便秘外来に通う厨房スタッフ意見では「痛くなく短時間で出た」とのこと)

 

A  左肋骨下 に「整列の最前列の休めのポーズ」のように手を置いて、

  斜め下のヘソに向かって一方向にマッサージ(*左だけです)

B  右腰骨の上に手を置き 

  恥骨 (おへそから真っ直ぐ下に向かって、お腹を触って行くと、股の上辺りで触れる骨)

  に向かって一方向にマッサージ

 *AB  は、いつもセットで試験しました。

頑固な便秘を自称した看護師被験者に@ABを行った際は、その晩、下痢ではないが出るわ出るわだったそうです

 

C  良い姿勢で「複式呼吸」も効果的だったようです。

  被験者の看護婦さんは腹式呼吸ができるまで時間がかかりましたが、

  それから出るようになったと言ってました。

 

行きたくなったら、できるだけ我慢せずに「なんとか都合をつけて頑張って行く!」これが大事なようです。

お通じの出る習慣が早くつきますように!

ご質問などございましたら、ご来院の際には、お気軽にお声がけ下さいませ。(栄養科)

 

< 各疾患の食事について >選択トップページに戻る


< 各疾患の食事について >選択トップページに戻る